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削らない・抜かない
精密むし歯治療

「歯が痛い」「冷たいものがしみる」「歯に黒い穴が開いている」——そんな症状でお悩みではありませんか?むし歯は自然に治ることのない進行性の疾患です。放置すればするほど歯を大きく削る必要が生じ、最終的には大切な歯を失う原因となってしまいます。

当院では口腔外科専門医の院長が精密診断による見えないリスクの可視化痛みに配慮した低侵襲治療で、患者さまの天然歯を一本でも多く、一日でも長く守ることを治療方針としています。「痛くなってから」ではなく、「気になった時」が最適な治療タイミング。マイクロスコープと拡大鏡を駆使した「やり直しのない精密治療」で、患者さまの人生の質(QOL)向上に貢献いたします。

こんな症状はありませんか?

  • 歯がズキズキと痛む
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 歯の表面に黒い点や穴がある
  • 以前入れた詰め物が取れてしまった
  • 歯に食べ物が挟まりやすくなった
  • 何もしていなくても歯が痛い
  • 噛むと歯に鈍い痛みがある

上記の症状が一つでも当てはまる方は、むし歯が進行している可能性があります。初期段階で発見できれば歯をほとんど削らずに治療できます。少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

むし歯はなぜできる?原因と進行のしくみ

むし歯(う蝕)は、お口の中の細菌(主にミュータンス菌)が食べ物の糖分をエサに酸を生み出し、その酸が歯の表面のエナメル質を溶かしていく疾患です。厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」によると、25歳以上の成人のほとんどがむし歯を経験しており、まさに国民病といえます。

むし歯の発生には「細菌」「糖分」「歯の質」「時間」の4つの要因が重なることが必要です(Keyes 1962 / Newbrun 1978)。食後に適切な歯磨きで酸にさらされる時間を短縮する、フッ素で歯質を強化する、定期的なプロフェッショナルケアで細菌量をコントロールする——これらのアプローチでむし歯リスクを大幅に軽減できます。

むし歯の進行段階と治療法

むし歯は進行度によりCO〜C4の5段階に分類されます。段階が進むほど治療は複雑になり、通院回数も増加します。

  • CO(ごく初期)

    歯の表面が白く濁る程度。自覚症状なし。フッ素塗布・再石灰化療法で経過観察します。

  • C1(エナメル質限定)

    ほとんど痛みなし。コンポジットレジン充填で1回の治療で完了します。

  • C2(象牙質まで進行)

    冷たいものがしみる症状が出ます。インレーまたはCR充填で1〜2回の治療が必要です。

  • C3(歯の神経に到達)

    強い痛み・ズキズキする症状。根管治療→被せ物の流れで4〜6回の治療が必要です。

  • C4(歯冠が崩壊)

    痛みが消失することもあります。抜歯後にインプラント等の補綴治療となり、3ヶ月以上の治療期間が必要です。

C2までに発見できれば比較的シンプルな治療で済みます。だからこそ当院では定期検診による早期発見を重視しています。

中野富士見町つちだ歯科のむし歯治療の特徴

痛みを抑えた低侵襲治療

痛みを抑えた低侵襲治療

当院では治療の痛みを最小限に抑えるため、段階的な麻酔アプローチを実践しています。表面麻酔を十分に浸透させ、極細の針で電動麻酔注射器を使用することで、多くの患者さまから「いつ麻酔をしたのかわからなかった」というお声をいただいています。

具体的には、表面麻酔を約3分間しっかり浸透させ、極細注射針で針刺入時の痛みを軽減、電動麻酔注射器で一定速度の薬液注入を行い、積極的な声掛けでリラックス環境を提供しています。BGMを流した診療室で「痛かったら手を挙げる」を徹底し、患者さまの不安や恐怖心に寄り添った治療を心がけています。

精密診断による「削らない」治療

精密診断による削らない治療

当院では「歯はできるだけ削らず、できるだけ残す」という理念のもと、マイクロスコープと拡大鏡による可視化治療を実施しています。CT撮影、マイクロスコープ、高倍率ルーペ(拡大鏡)による精密診断で、目に見えないリスクを可視化し、健康な歯質を最大限保存します。

う蝕検知液で感染部分のみを識別し、健康な歯を温存。5倍拡大鏡を常時使用した精密治療を行います。初期むし歯にはフッ素塗布による再石灰化療法で削らないアプローチを実施し、必要に応じてマイクロスコープ(最大20倍拡大)で超精密処置を行います。

再発を防ぐ精度の高い修復治療

再発を防ぐ精密修復

むし歯治療で特に重要なのは「再発防止」です。当院では口腔内スキャナーを2台導入し、デジタル技術を活用した精密な詰め物・被せ物を提供しています。修復物と歯の隙間をゼロに近づけることで、二次う蝕(再発むし歯)のリスクを大幅に軽減します。

保険診療から自費診療まで、患者さまのご希望と症例に応じて最適な材料をご提案。セラミックやジルコニアなどのメタルフリー素材で、審美性と機能性を両立した長期安定する修復を実現します。

治療の流れ

STEP 01.

ご来院・受付

初診時は問診票記入のため、予約時間の10分程度早めのご来院をお願いします。

ご来院・受付

STEP 02.

問診・カウンセリング

患者さまの気になる症状や不安な点について詳しくお伺いし、治療へのご要望を確認します。

問診・カウンセリング

STEP 03.

精密検査

口腔内写真やデジタルレントゲンで現状を説明。必要に応じてオーラルスキャン、CT撮影を実施します。

精密検査

STEP 04.

治療計画のご説明

口腔内写真やレントゲンなどの資料を用いて、治療内容を分かりやすくご説明。保険・自費の選択肢をご提示します。

治療計画のご説明

STEP 05.

精密治療

極細針による痛みの少ない麻酔後、拡大鏡やマイクロスコープを使用して再発のない精度の高い治療を実施します。

精密治療

STEP 06.

メインテナンス・定期検診

治療後も定期検診と予防サポートに力を入れ、患者さまのお口の健康を長期的にサポートします。

メインテナンス

リスク・副作用

本治療における主なリスク・副作用は以下のとおりです。治療前に必ずご確認ください。

  • 治療中に一時的な痛みを感じる場合があります
  • 治療後数日間、知覚過敏症状が出ることがあります
  • 詰め物・被せ物は経年変化により交換が必要になる場合があります
  • 神経を除去した歯は脆弱になるため、被せ物での保護が必要です
  • まれに治療後の腫れや内出血が生じる場合があります
  • セラミック・ジルコニアなどの自費修復は保険適用外です
  • 詳細なリスク説明は診察時に個別にご案内いたします

料金について

むし歯治療は基本的に保険適用です。セラミックやジルコニアなどの自費診療もお選びいただけます。自費診療についてはクレジットカードでのお支払いが可能です。詳しい料金については、診査・診断後に丁寧にご説明いたします。

よくあるご質問

  • 痛みがないのに、なぜ削る必要があるのですか?

    むし歯は初期段階では痛みがありません。痛みが出る頃には神経まで達している可能性が高く、治療が複雑になります。CT・マイクロスコープによる精密診断で早期発見し、最小限の治療で歯を守ることが重要です。

    予防歯科について
  • 治療中の削る音や振動が苦手です

    BGMでリラックスした環境を提供し、治療中は積極的な声掛けを行っています。不安な方には表面麻酔を十分に効かせ、電動麻酔器で痛みを軽減します。事前にお申し出いただければ、より配慮した対応をいたします。

  • 何回くらい通う必要がありますか?

    初期(C1)は1回即日完了、中程度(C2)は2回1〜2週間、重度(C3)は4〜6回以上1〜2ヶ月が目安です。早期発見ほど治療回数は少なくなります。

    根管治療について
  • セラミック(自費)と銀歯(保険)は何が違うのですか?

    セラミックは精度が高く二次カリエスのリスクが低い、審美性に優れる、金属アレルギーの心配がないなどのメリットがあります。保険の銀歯は費用を抑えられますが、精度や耐久性に違いがあります。

    審美歯科について
  • 白いレジン(CR)はすぐ外れたり変色したりしませんか?

    当院では高い接着技術とマイクロスコープによる精密な処置で、レジン充填の長期安定を図っています。ただし、大きなむし歯の場合はセラミックインレーをお勧めする場合があります。

ご予約・ご相談

痛みが気になる方、治療への不安をお持ちの方も、まずはお気軽にご相談ください。口腔外科専門医による全身状態を考慮した安全な治療で、患者さまの食事、会話、笑顔を守ります。早期受診が治療負担を軽減する最良の方法です。お口の健康から全身の健康へ——皆さまが安心して通える歯科医院として、精密で誠実な治療を提供いたします。

この記事の監修・執筆者

土田 修史

中野富士見町つちだ歯科 院長

土田 修史

中野富士見町つちだ歯科院長。口腔外科専門医として、医科大学病院や地域基幹病院で口腔外科・内科疾患に対する診療を経験。麻酔科・救命救急での医科研修を通じて、全身状態の評価・管理と救急時への対応についての技術と知識を習得。患者さまお一人おひとりに寄り添う「頼れるホームドクター」を目指し、近隣医療機関と連携した安心・安全な診療を提供している。

  • 歯科医師
  • 医学博士(獨協医科大学)
  • 日本口腔外科学会 認定専門医
  • 日本有病者歯科学会 認定専門医
  • ASC(米国麻酔学会分類認定)
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