健康寿命を延ばす
高齢者歯科
「年齢とともに食べ物が飲み込みにくくなった」「滑舌が悪くなった」「口の中が乾燥する」——これらの症状は、年齢とともに起こる自然な変化と思われがちですが、実は「口腔機能低下症」という疾患の可能性があります。中野富士見町つちだ歯科では、口腔外科専門医による豊富な経験と専門知識を活かし、高齢者の皆さまの口腔機能の維持・改善を通じて、健康寿命の延伸をサポートいたします。こんな症状はありませんか?
- お食事の際に食べ物が飲み込みにくい、むせることが増えた
- 硬いものが噛みにくくなり、食事の内容が偏ってきた
- 滑舌が悪くなって、人との会話に自信がなくなった
- 口の中が乾燥する、ネバネバ感を感じることが増えた
- 食事に時間がかかり、途中で疲れてしまう
- 食べ物の味が分からなくなった
- 薬が飲み込みにくくなった
口腔機能低下症とオーラルフレイルについて
口腔機能低下症とは
口腔機能低下症は、加齢や疾患により「噛む」「飲み込む」「話す」といった基本的な口腔機能が低下した状態を指し、2018年に保険病名として認められました。厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査によると、65歳以上の高齢者の約7割が何らかの口腔機能の低下を経験しています。
当院では、口腔内スキャナー、舌圧計、咀嚼圧測定器、バイタルサインモニターといった専門機器を導入し、7つの検査項目で客観的に診断を行います。口腔衛生状態不良
舌苔や歯の清掃状態の評価口腔乾燥
唾液分泌量の測定咬合力低下
噛む力の測定舌口唇運動機能低下
舌や唇の動きの評価低舌圧
舌圧計による測定咀嚼機能低下
咀嚼圧測定器による評価嚥下機能低下
飲み込む力の検査
オーラルフレイルとの関係
オーラルフレイルは、口腔機能の軽微な低下から始まり、身体的・精神的・社会的フレイルへと進行する前段階です。東京大学の研究(Tanaka et al., 2018)では、オーラルフレイルを有する高齢者は要介護認定リスクが2.4倍、死亡リスクが2.1倍高いことが報告されています。
当院院長は大学病院での口腔外科・内科疾患診療や医科研修の経験を活かし、全身管理を伴う安心・安全な診療を提供するホームドクターとして、お口の健康から全身の健康への貢献を目指しています。高齢者歯科が健康寿命に与える影響
栄養摂取と全身健康への影響
口腔機能の低下は食べられる食品を制限し、栄養摂取の偏りを引き起こします。国立健康・栄養研究所の調査(令和3年国民健康・栄養調査)によると、65歳以上でたんぱく質摂取量が不足している方の割合は22.4%に達しており、口腔機能の低下がその一因とされています。
認知機能との関係
咀嚼と脳機能には密接な関係があります。九州大学の研究(Lexomboon et al., 2012)では、咀嚼能力の低下が認知症発症リスクの増加と関連することが報告されています。咀嚼による脳への刺激は、記憶を司る海馬の活性化や脳血流の増加をもたらします。中野富士見町つちだ歯科の高齢者歯科の特徴
口腔外科専門医による全身管理に配慮した診療

デジタル設備による精密診断

バリアフリー対応の安心環境

外来と訪問診療のシームレスな連携

治療の流れ
詳細な問診と全身状態の把握
まず、現在の症状、既往歴、服用薬について詳しくお伺いします。口腔外科専門医として全身疾患への配慮を重視し、安全な治療計画を立案いたします。口腔機能低下症の専門検査
舌圧計、咀嚼圧測定器などの専門機器を用いて、7つの診断項目について客観的な評価を行います。バイタルサインモニターにより、検査中の全身状態も継続的に監視いたします。画像診断と機能評価
必要に応じてCTやレントゲン撮影を行い、口腔内の詳細な状況を把握します。口腔内スキャナーによる3Dデータ取得で、より精密な診断と治療計画の立案が可能です。個別治療計画の説明と合意
検査結果をもとに、改善すべき機能を明確化し、お一人おひとりに最適な治療計画をご提案します。患者さまのご希望や生活スタイルを考慮し、無理のない治療方針を決定いたします。口腔機能訓練と歯科治療の実施
舌や口唇の運動訓練、咀嚼・嚥下訓練を指導し、必要に応じてむし歯や歯周病の治療、義歯の調整を並行して行います。マイクロスコープや拡大鏡を用いた精密治療で、再発のない高品質な治療を目指します。定期的な評価とメインテナンス
治療効果を定期的に評価し、機能改善の程度を客観的に確認します。改善後も機能維持のための継続管理を行い、長期的な口腔健康をサポートいたします。リスク・副作用
本治療における主なリスク・副作用は以下のとおりです。治療前に必ずご確認ください。
- 口腔機能訓練初期には舌や顎の筋肉痛、疲労感を感じることがあります
- 新しい義歯により一時的な違和感や発音のしにくさが生じる場合があります
- 材料によりアレルギー反応を起こす可能性があります
- 既往歴や服用薬により治療に制限が生じる場合があります
- 歯科治療において一時的な痛みや腫れが生じることがあります
- 当院では事前に詳細な問診を行い、リスクを最小限に抑えた安全な治療を提供いたします
- 詳細なリスク説明は診察時に個別にご案内いたします
初めて受診される方へ
「年だから仕方ない」とお考えの方も多いですが、適切な診断と治療により多くの方で口腔機能の改善が期待できます。当院では、患者さまとの対話を重視し、威圧感を取り除くためオープンクエスチョンを多用するなど、相談しやすい環境作りに努めています。
院長に言いにくいことも歯科衛生士や歯科助手が拾い上げ、チーム医療でサポートいたします。まずはお気軽に現在のお困りごとについてお聞かせください。料金について
口腔機能低下症の診断・治療は保険適用となります。初診時の検査費用は3割負担です。自費診療のお支払いには、Visa、Master、JCB、Diners、American Expressのクレジットカード、電子マネーがご利用いただけます。費用面でご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
持病があっても治療を受けられますか?
はい、当院院長は日本有病者歯科学会認定専門医として、糖尿病、高血圧、心疾患などをお持ちの方への診療経験が豊富です。医科主治医と連携し、安全な治療を提供いたします。根管治療や歯周病治療についても、全身状態に配慮した治療を行います。認知症があっても受診できますか?
認知症の程度にもよりますが、多くの場合対応可能です。ご家族の同伴や、普段の状況を詳しくお聞きした上で、患者さまに負担の少ない治療計画を立案いたします。通院が困難な場合はどうすればよいですか?
当院では訪問診療も行っております。中野区、新宿区、渋谷区、杉並区の近隣が対象エリアで、ポータブルユニットなどの設備により院内と同等の治療をご自宅で提供いたします。 訪問歯科診療についてむせる症状がありますが、何が原因でしょうか?
むせる原因は嚥下機能の低下や唾液分泌量の減少など様々です。当院では専門機器による検査で原因を特定し、適切な訓練や治療を行います。誤嚥性肺炎の予防のためにも早期の受診をお勧めします。口腔機能訓練はどのくらい続ける必要がありますか?
個人差がありますが、多くの場合3か月程度で効果を実感していただけます。より安定した改善のためには6か月から1年程度の継続を推奨しています。無理のない範囲で継続していただけるよう指導いたします。

